ロシアでの旅の終わり
皆さんこんばんは。
私が住んでいる地域では、今朝から台風の影響で雨風ともに強く、荒れ模様の天気となっています。
天気が悪いと、どこか気持ちもブルーになります。
まるでベルギー戦の試合終了直後のように。
・優勝候補ベルギーに悔しすぎる敗戦
コロンビアに奇跡の勝利、セネガルに執念の引き分け、物議を醸したポーランド戦。
今大会の日本代表は、良くも悪くも話題に事欠かないチームでした。
そんな日本代表が決勝トーナメントで当たった相手は優勝候補ベルギー。
クルトワ、コンパニ、デ・ブライネ、アザール、ルカクと、世界各国のトップクラブで活躍する選手が揃う、大会屈指のスター軍団。
今大会はグループリーグから圧倒的な強さを見せ、他強豪国が苦しむなか、危なげなくベスト16入りを果たしました。
そんなベルギーに対し、日本代表が選択したのは「引いて守るサッカー」ではなく、「積極的に攻めるサッカー」でした。
前線からプレスをかけてボールを奪ってサイドのスペースに効果的なボールを送り、幾度となくチャンスを演出。
原口の先制点、乾の追加点は、選手に前の意識があったからこそ生まれたゴールだと思います。
しかし、流石はベルギー。
2点を先取されても焦ることなく、自分たちの強みを生かしたサッカーであっという間に同点に。
そして迎えた後半アディショナルタイム。
本田のコーナーキックをクルトワがキャッチすると、すかさずカウンターに移行。
90分を戦い、疲労の色が濃く見えていた日本の選手たちに、彼らの高速カウンターを止める力は残されていませんでした。
・ベスト8の壁はやはり厚かった
これが優勝候補の本気。
結果だけ見れば善戦しているものの、要所要所で世界との差を痛感する内容だったと思います。
圧倒的な個の力を誇るベルギーの攻撃を止める唯一の方法は、前線の選手たちがボールを持つ時間をできる限り減らすこと。
そのためには、攻め続けるという選択しかなかった。
2点を先行した状況で引いて守ったとしても、ベルギーの高さを使った攻撃にやられていたでしょう。
延長戦に持ち込んでも、日本の選手の消耗を考えるとおそらくPK戦まで耐えることはできなかった。
日本には「90分間で勝つ」プランしかなかったはず。
ベスト8には、それなりのパフォーマンスを見せたチームしか生き残れない。
確かにベルギーをあと一歩まで追い詰めたものの、最終的には殴り合いに負けた。
これが日本とベルギーの実力の差だと思います。
・日本代表の新たな旅はもう始まっている
つい先ほど、日本代表のキャプテンを務めていた長谷部が代表引退を表明しました。
本田、酒井高徳も同じように代表引退を表明しているほか、香川、長友、岡崎、吉田
の今後の動向も注目されています。
4年後を見据えると、今度こそ本格的な世代交代を進めなければいけません。
監督人事も含め、今回の結果を協会がどのようにして今後に繋げるのか?
サッカーファンとして、日本国民として、注視したいと思います。
最後に、日本代表の選手の皆さん、お疲れ様でした。
そして興奮と感動をありがとうございます。