サッカーファンの独り言

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ポーランド戦について思うこと

皆さんこんばんは<(_ _)>

 

日本代表が見事、決勝トーナメントに進出しましたね。

1勝1分け1敗の勝ち点4でグループリーグ突破。大会前、私も含めてこの結果を予想した人は少なかったと思います。

 

この日本代表の快挙に大喜びをしたいところですが、いま、突破を決めたポーランド戦のラスト10分の試合運びが世界中で物議を醸していますね。

 

試合内容については皆さんご存知だと思うので、今回は私の個人的な見解を述べたいと思います。

 

 

・今回の”戦略的な負け”は全然アリ

 

結論から言ってしまうと、私は何も問題ないと思います。

 

確かに、選手たちが最後まで全力でプレーして、グループ突破を自力で掴み取ることがベストです。

ポーランドに負け、セネガルの試合結果に委ねるという今回の突破の仕方は、気持ちの良いものではありません。

私も試合を観ながらモヤモヤしていました。

 

しかし、日本代表の目標はベスト16入りを果たすこと

 

ポーランド戦はメンバーを大幅変更した影響か、前半から試合運びが悪く、先制された後は攻撃の形を全く作れず。

さらに前がかりになった日本のスペースを突かれ、ポーランド得意のカウンターを食らう場面も多く、いつ追加点を奪われてもおかしくない状況でした。

 

このような状況で、

1.リスクを冒して攻める

2.他会場の途中結果により0‐1の負けなら突破できる可能性がある

どちらかを選択するとなれば、間違いなく後者だと思います。

 

モヤモヤこそしましたが、西野監督の選択そのものを批判する気持ちは全くありませんでした。

 

・W杯では結果がすべて

 

今回批判が高まった背景の一つに、韓国代表の健闘があると思います。

 

グループリーグ敗退がほぼ決まっていながら、最後まであきらめずにプレーし、前回大会王者のドイツを破る大金星。

間違いなく、今大会で最も大きな注目を集めた試合。

 

しかし、W杯では結果がすべてだと私は思います。

 

人の記憶なんてすぐに薄れるもの。

他国の過去の成績を思い返した時、「××にいい試合をしたね」とはならないはず。

「この時はグループリーグ敗退」「この時はベスト16」このように、最終的な結果で語られるだけ。

過去の大会で、グループリーグを敗退しながらも健闘したチームを覚えていますか?

 

4年に1度しかない世界王者を決める大会。

多少醜くても、必死で結果を掴み取ることは何ら問題ないと思います。

 

 

・2試合の努力があったからこそ生まれた状況

 

金星を挙げたコロンビア戦、2度のリードを許しながらも追いついたセネガル戦。

日本代表が必死でクリーンなプレーで掴んだ勝ち点4があったからこそ、今回の状況が生まれました。

 

セネガルの一部選手から不満が出ているという報道もありますが、それならもっとフェアなプレーを行えばよかっただけ。

もっと言うなら、日本戦で勝っていればよかっただけ。

 

日本代表はルールを破ったわけではなく、相手選手をケガさせて時間を稼いだわけでもありません。

フェアプレーを行って生まれた状況を、ルールの範囲内で活用しただけです。

 

 

・日本代表にとっては大きな経験となるはず

 

昨晩のフランス対アルゼンチン、ポルトガルウルグアイは凄い試合でしたね。

後がない一発勝負のトーナメントでは、各国のスター選手が全力で90分間の戦いに臨臨むため、3試合トータルで見るグループリーグとは全く違う世界がそこにはあります。

 

批判を覚悟の上で掴み取った決勝トーナメントへの切符。

 

優勝候補の強豪国と、親善試合とは違う本気の試合ができる。

発展途上の日本サッカー界にとって、とても大きな経験になるはずです。

 

そして何よりも、日本代表の挑戦をまだ見続ける事ができる。

 

このように考える内に、ポーランド戦のモヤモヤが全て消え去ったのは私だけでしょうか?